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おいしい教科書指導書

指導書のことを以前書いた。モノは使いようなので、役に立たないかはさておき、指導書の価格を知らない人は結構いると思うので紹介する。

例えば国語。学年毎に1冊だけ購入するのではない。

公立小中学校のシェアー60%を誇る教育出版社の指導書の価格(※ここをクリック)。

ょっとする値段だと思う。

この会社の教科書が採択されると、ほとんどの公立小学校(およそ1万校)の60%で、この教科書の指導書を購入することになる。中学校5000校も同じようなシェアーだと言うから、同じ穴の狢。こんなおいしい話はない。

ちなみに、教科書本体の方はほぼ儲からないと思われる。教科書は1冊、800円から1000円程度。教科書に掲載した作品にそれなりの著作権料を払い、上等な紙を使い、製本し、配送その他の費用を考えると、800円で採算がほとんど取れていないのは容易に想像できる。

2021年度の売り上げは110億円。200人程度の社員。一人あたま5000万円稼いでいる計算になる。

これで役に立たないモノを高値で売っているということだったら、話にならない。

教師になり、ワクワクして魔法の書を手に取ってみたあなた。感想をぜひどうぞ!